概要
BAは、設立10周年を機に、新産業の創生、産業のスマート化に貢献する「スマートプラットフォーム・フォーラム(SPF)」を設立し、農業、健康・医療、人材育成等の分野を対象に公開フォーラム、分科会活動を行ってきた。(現在のSPF委員長:森川博之(東京大学教授))
ここに来て、5Gの商用化という次世代の破壊的イノベーションの商用化の段階が到来し、最近では「ローカル5G」と呼ばれる従来のキャリア型では無い局所的な5Gの利用が注目を浴びている。この「ローカル5G」は、キャリア型とは異なり、民間(ユーザ)が主体になって、ビジネス/サービスの視点から取組むことが望まれ、BA/SPFが取組むべき課題と考えられる。
そこで、関係者、関係団体と意見交換し、「ローカル5G普及研究会(委員長:中尾彰宏(東京大学教授))」の設立を視野に、2019年10月に“「ローカル5G」のユーザ視点からの推進について“をテーマとする「第10回SPF公開フォーラム」を、産官学の著名な講師をお招きして開催した。
その後、パネル討論に登壇したパネリストを中心に、本研究会の推進に積極的なメンバーが集まり、下記の目的で、関係団体と連携し、中立的なSPF傘下の研究会として設立することとなった。
本研究会は、ローカル5G普及に必要な環境整備(プラットフォーム整備)の課題解決に向け、様々なステークホルダーが叡智を結集し、実際のものづくりとパートナー形成、および、ユースケースの探求を通じてプラットフォームの成功モデルケースを確立することを目的とする。